PRってむずかしいなぁ --- 2001年2月22日




先日開催された、『木と暮らしのフェア★東京★』を覗いて来ました。
その感想を少し。


林野庁が一億数千万の予算をとって木のPRをすると言うので、どんなものかなぁと思い、友人の家族と一緒にのぞいてきました。
 人はそこそこ入っていましたが、なんか盛り上がりに欠ける......なぜかな?
 
主催、全国木材組合連合会。
 後援、林野庁、国土交通省。
原因は↑

なんか、いろいろブースはあるのだけど、フェアとしての一体感がないのです。
図式として、『国→組合連合会→各地の組合』が見えてきます。
縦割りで、横の連携がないんですね。
各々のブースはそれぞれ興味深い事を言っているのでたいへん◎なのですが、てんでばらばらで、まとまりがつかない感じ。テーマはあっても見えてこない。全体を統轄して企画の掴みが取れない。企画立案者が不在。
・・・のヨウナ雰囲気でした。

新木場 吉田商店


のうがき--NEXT ©
のうがき
材木は曲がる反るクサル。生き物だったから。
コピーペーストできない。同じ物がないから。
ダカラ ヲモシロイ。
fair

「いかに、来場者に飽きさせないか」って工夫がほしかったですね。
で、楽しかったのは、楽器工作コーナーと木工キット製作コーナー。実際に木を手に取って、遊ぶ事は子供達も夢中になっていました。
 パンフレットを配って(置いておくだけで?)、人がブースに入って来た時だけ、遠慮がちに説明するんじゃお客さんも引いちゃいますよ。もっと身近に木に触れるような展示をした方がいいんじゃないかなぁ。そのなかでも、岡山県木材組合連合会(?ちがったらごめんなさい)のブースの前に、同じ大きさのいろいろな木をぶら下げて、木琴みたいに叩けるようになっていて、木の違いでずいぶんと音色の違う事を説明していました。これなんかは、ホントに自然と人が寄って来ましたね。「ついでに奥まで見ようかな」って気にもなりましたし。
 来場者は木に触れて遊びたかったんじゃなかったのかな?こんな感じを受けました。
 なんにしても、フェアの内容は良いものだったし、後はお客さんを楽しませるブースの作り方を考えて欲しかったですね。
 もうすぐ『木と暮らしのフェア★神戸★』が開催されます。そちらの方も成功するといいですね。

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