乾燥材 --- 2000年9月13日
 

 

 材木を利用して物を作る時にその材料の乾燥は大切な事だとおもいます。

 木だって生き物ですからそれぞれ個性があって乾燥の過程で縮んだり曲ったり割れたりします。ですので含水率を下げてその様な癖を取り除いてから使うのが大切です。樹種や大きさによってさまざまですがスプルースや米桧など最低でも2ヶ月程は干したいものです。天乾(桟積して自然に干す。天然乾燥)すると日に焼けたりほこりでよごれたりするので見た目は悪いですが、材木は削って使うものなので問題はありません。

 ところが注文によって特殊な厚みの物を受ける時があります。その場合生材(green材)になってしまいます。用途によってそれでもかまわなければよいのですが、数カ月も待てないという場合は人乾(人工乾燥)します。

 ただ、人乾すると水分と一緒に木の油も抜けてしまうので『ぱさぱさ』な感じになってしまうのが気になります。また、白太の部分に引っ張られて曲ったり人乾した後に再製材すると木が曲って鋸が挟まれたり、しなやかさがなくなってしまいます。できれば数カ月は寝かせてじっくり水をぬきたいです。

新木場 吉田商店


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材木は曲がる反るクサル。生き物だったから。
コピーペーストできない。同じ物がないから。
ダカラ ヲモシロイ。

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