●セーフガード --- 2001年3月13日 私の考えでは木材にセーフガードは必要だと考えています。ただ、消費者は安くて良いものを求めています。それに答える企業努力を明確にしないままセーフガード発動に踏み切れば、国内産業を大切に思う消費者さえ国産品から離れてしまうんじゃないでしょうか。 現状を見てみれば、かなり限界を超えて日本の林業家は努力をしていると思います。杉や桧の値段は15年前よりも安いし、品質の管理も非常によくなっています。自然環境の問題がからんでくるので、木材のセーフガードはただ単に価格の問題だけでは済まされないと思います。 転じて目を世界に向けてみると、やはり世界規模で森林が減少しています。 その原因は、焼き畑、放牧など様々ですが、輸出する為に無秩序な森林伐採をしている国もあります。人件費等、コストが安いのに、植えなけりゃもっと安いですから。森林の減少は、木材の不足、洪水の発生などそれぞれの国に悪い影響を与えるだけで無く地球規模での気候変動、生物種の多様性の減少など環境問題につながります。とくに地球温暖化を防ぐ為にはCO2の排出を押さえる事も大切ですが、森林の炭素固定機能を高める事が有力な方法です。森林の減少は環境問題の解決を困難にしてしまいます。環境破壊を阻止するためにも森林資源を失う事なく、維持管理しながら永久に利用していく持続可能な森林経営を確立する事が世界各国に求められています。 外国に木材を輸出するなとは言いませんが、循環資源である木を植えて環境に配慮した森林経営をして欲しいですね。 |
新木場 吉田商店 |
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